1.事業名 | |
学習啓発事業 講演会 性別違和を乗り越えて自分らしく生きる「誰もが輝いて生きる社会へ~あなたのそばにいる性的マイノリティー~」 |
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2.企画担当者 | |
伊庭 節子 | |
3.講師 |
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清水展人(しみずひろと)さん 一般社団法人 日本LGBT協会 代表理事 徳島県・徳島市・阿南市の教育委員会人権教育・啓発指導員 吉野川市 人権講師団 講師 |
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4.実施日時 | |
平成29年7月13日(木)午後1時30分~3時30分 | |
5.実施場所 | |
フレアス舞鶴 | |
6.実施内容 |
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私たちは「男女共同参画の推進」を掲げて活動を続けている。男女共同参画という理念の根本は男女がお互いに理解し、尊重され認められることである。しかし実際は男性、女性という二つの性だけではないということに気づいたことをきっかけに性的マイノリティーの存在を知らずして本当の男女共同参画の実現はないと考えるようになった。 当事者である講師の話しを聞くことで、性的マイノリティーのことを知り、声の小さな少数者の存在や思いを尊重し認める大切さに気付き、すべての人が自分らしく輝くこととはどういうことかを考えることで真の男女共同参画社会の実現を目指したいと考え、講演会を企画した。 当初、約90分間の講演と約30分間の質疑応答の時間を予定してたが、直前の講師との打ち合わせで、この問題に関しては公開の場での質問がしづらくあまり質問がないことが分かり120分間の予定のほとんどを講師からの話しという流れになった。 |
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7.参加費 | |
無料 | |
8.参加人数 | |
48名 | |
9.参加者の声 |
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性的マイノリティーについて多くの人は普段はあまり考えたことがなかったり、テレビの中の特殊な事例ぐらいにしかとらえていなかったことが分かった。 違和感を覚えていながら何もできなかった幼少のころから思い切ってカミングアウト、家族との衝突、そしてそれを乗り越えて自分らしく輝き、現在も悩み苦しんでいる人々への理解を広める活動に全力を尽くしておられる清水さんのお話に感動を覚えた人が多かった。話を聞いてよかった。外見で決めつけず人として普通に接し、あらゆる人を理解していきたい。と講演によってそれまでより意識が変わった人が多数あった。 自分らしく輝くとはどういうことか。みんながその人らしく輝くことを温かく認め合い、理解して支えあうことが大切だと多くの参加者が認識を新たにした。 講演会としての満足度も高かった。 |
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10.担当者の感想 | |
人の多様性を認めること。自分自身も堂々と自分らしさを貫くこと。男女共同参画が進むための基本がわかりやすく感じられる講演だったと思う。 意識して弱い少数者の存在にも目を向ける生き方が大切だと改めて感じた。 登録団体の参加が少なく、2回のfaxと、直接の電話作戦にもかかわらず参加者が伸び悩んだ。もう少し意識付けをしていったほうがいいのではないかと思う。 参加者からも指摘があったが、手違いでアンケートの配布が遅れてしまい、最後のほうで少しざわついてしまったことは大きな反省点。 直前の打ち合わせの時に尋ねたぶしつけの質問「なんで清水さんと結婚しようと思われたのですか」に答えた奥さんの返答「人として好きになった。そのひとがたまたまトランスジェンダーだっただけ」のように、お互いを認め合う社会が早く実現することを願う。参加者がほとんど女性だったのが残念。せめて30%は男性に参加してもらえることを次の課題としたい。 |